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取り入れた概念

グローバルで普及したメジャーな概念を取り入れ、社会視点の独自メソッドを開発

①フィリップ・コトラーの「マーケティング3.0」


コトラーはこれまでのマーケティングを以下のように捉えています。
・マーケティング1.0:製品中心の考え方
・マーケティング2.0:消費者中心の考え方
・マーケティング3.0:人間中心の考え方。人の志や価値や精神にまで踏み込む


そしてマーケティング3.0とは、下記の3つの融合で構成されます。
・協業マーケティング
・文化マーケティング
・スピリチュアル・マーケティング

特にスピリチュアル・マーケティングは、創造的社会の時代に対応し、企業が人々の幸福にどのように貢献しているかを認識してもらうことで、利益を得ようとする仕組みです。

東日本大震災で、私の意識は経済から社会に変わり、価値観も大きく変わり、「本当に大切なものは何か?」と考えるようになり、このマーケティング3.0には大変大きな影響を受けました。

この「マーケティング3.0の概念を具現化する施策をつくりたい」というのが、このメソッド開発のきっかけでした。

②デイヴッド・オグルヴィの「The big ideaL」


「広告の父」と呼ばれたオグルヴィ。
私はオグルヴィグループにチーム・マーケティング・プロデューサーとして約7年所属し、沢山のグローバル・ブランディングを体験してきました。
特にシンパシーを感じたのが、オグルヴィのそれまでの代名詞であったクリエイティブ戦略「The BIg Idea」の次に来た
ブランド戦略「The big ideaL」です。


これは「文化的テンション」と「ブランドとしての理想像」を掛け合わせることで、そのブランドの「偉大なる理念」を導き出すものです。

このThe big ideaLを使って構築された沢山の素晴らしいグローバルでのブランド戦略とその効果には驚かされました。

こちらも、コトラーのマーケティング3.0同様、企業の営利以前に社会を意識していたことに共感しました。
このThe big ideaLも本メソッドに大きな影響を与えています。